スワップ
前項でも少し述べたFXの特徴の一つであるスワップについての解説です。
スワップとは「金利差」のことを言います。
FXでは、外貨預金同様に銀行金利(利息)を受け取ることができます。
先ほど、単純に金利ではなく、金利差と言ったのはFXが通貨の取引である為に、通貨間の銀行の金利差、つまり日本円で米ドルを買う取引であれば、日本の銀行の金利とアメリカの銀行の金利を差し引いた額の金利を得ることができると考えれば良いと思います。
高金利な外国の通貨
日本の銀行金利は世界的に見ても非常に低水準であり、日本の銀行に預金しても利息はほとんど付きません。
しかし、アメリカの銀行はどうでしょうか?
もちろんアメリカだけでなく、ユーロ、オーストラリア、NZランドなど世界各国の通貨取引が行えるので、高金利な国の通貨を買って大きな金利を受け取るということも行えます。
FXのスワップ金利は毎日受け取ることができます
FXのスワップには大きな特徴があります。
通常、日本の銀行への普通預金や外貨預金などは1ヵ月、または数か月ごとにしか金利を得ることができませんが、FXでは金利を毎日受け取ることができます。
365日間毎日が給料日というようなタイトルの本もありましたね。
毎日お小遣い代わりにスワップが得られるという点もFXの大きな魅力であり、FX取引を人気化させた理由の一つでもあるでしょう。
マイナススワップに注意
ただし、スワップを知る点で気をつけなければならないことが一つあります。
これも前項にて少し触れましたが、FXには売りから入る取引、つまり外貨をはじめに売って、安くなった所で買い戻す取引(ショート)を行えば、相場が値下がりした際にも利益を出すことができますが、この場合高金利な外貨を買うのではなく、まず始めに売ることになるので、ショートを行っている間は毎日スワップを支払い続けなければなりません。
この、ショート取引を行った場合に支払わなければならないスワップをマイナススワップと言います。