雇用統計

雇用統計は、米国の経済指標の中でも最も重要な経済指標の一つで、非農業部門雇用者数変化失業率をはじめとした10の項目に分かれており、雇用統計はその10の経済指標の総称のことを言い、毎月第一金曜日に前月分の雇用統計の結果が発表されます。

米雇用統計の場合、現地時間で午前8時30分に発表され、これは夏時間では日本時間の21時30分、冬時間では日本時間の22時30分に発表されることになります。
雇用統計は複数の経済指標の総称ですので、経済指標カレンダーなどを見ても雇用統計の数値が幾らであるという結果は出ません。

項目の内容は、非農業部門雇用者数変化(NFP)、失業率、小売就業者数、週労働時間、そしてインフレなどの指標にもなる平均時給などが雇用統計の項目になります。

その中でも、非農業部門雇用者数変化と失業率が最も重要な指標とされており、雇用統計とはこの2つの指標のことを指す場合もあります。

非農業部門雇用者数変化や失業率など、雇用に関する内容の指標は直接現在の景気の状態を反映することが多いので、ドル円をはじめとする為替は雇用統計で大きく動き、乱高下します。
雇用に関する指標は、直接家計に関わって来るため、雇用統計の低下は消費の低下に繋がって来るという動きがあるからです。

FX取引における雇用統計時の注意

雇用統計によって為替が乱高下すると、インターバンク市場でレートの提示が難しくなり、なかなか約定しなかったりFX業者によってはスプレッドが大きく拡大する、FX業者のサーバーがダウンして取引できない状態になるなど、私達が取引する上での不具合が頻繁に起こります。

上に挙げた失業率とNFPの2つの重要な経済指標の結果が雇用統計を左右する為、雇用統計の結果が予想と大きくかけ離れた悪い結果になった場合、為替は急落することも多々あります。
このような場合に想定以上の大きな損失を被らない為にも、雇用統計前にポジションを閉じておくことや、事前にストップ注文をしっかりと出して損失を限定することが大切です。

また、為替の乱高下を利用して、デイトレーダーにとって雇用統計はチャンスでもあります。

FXブロードネットさんとタイアップ中です。
スプレッド0.5銭の人気FX業者さんとタイアップしています。

当サイトからの口座開設+入金確認で、定番の投資本『ゾーン』(3000円相当)の全員プレゼントを行っています。(口座開設や手数料は無料)

FXトレーディングシステムズ