サブプライム問題とは?

サブプライムと言う言葉を最近よく耳にしますね。

サブプライム問題、サブプライムショックとは、アメリカが行っていたサブプライムローンという住宅ローンの一種が問題を起こしたことが原因となっています。

サブプライムローンとは?

アメリカでは優良顧客向けのローンのことをプライムローンと呼んでいますが、プライムローンの「サブ」、つまり低所得者向けのローンサブプライムローンと呼んでいます。

サブプライムローンの特徴として、金利が高い水準に設定されていることが挙げられます。
初年度は比較的低めの金利設定となっていますが、一定の期間を過ぎると、ローンとして支払わなければならない金利が上昇するのが大きな特徴です。

アメリカ住宅価格高騰の背景

当時、アメリカでは住宅価格が上昇していました。
家を建てれば飛ぶように売れるという夢のような時代だったのです。

この時代に低所得者がサブプライムローンを組んで家の購入をすることが流行りました。
サブプライムローンを組んで家を購入した人のことを債務者と呼びます。

住宅価格が上昇していたため、もしも債務者がローンの支払を行うことができなくなっても家を売却すれば、当時購入した金額よりも高い値段で家が売れた為、ローンを払えなくなるどころか、おつりまで来るという時代だったのです。

この時代を背景に、債権者は低所得者にドンドン無理な貸付を行い、その権利を証券化して証券会社や金融機関に売り渡し、さらに貸付を行うという行為を繰り返しました。

サブプライムローンの証券化

債務者がサブプライムローンの証券化を行うということはどういうことなのでしょう?

これは、債務者が債権者から毎月支払いを受けるローンの受取りの権利を売却することによって、証券会社や金融機関が毎月のローンの返済額を受け取れる代わりに、債務者は金融機関から即金を手にすることができることができました。

この即金を利用して、債務者にさらなる貸付を行っていったという状態です。

住宅バブルの崩壊

しかし、住宅を建てれば売れる時代もいつかは終りが来ます。

住宅価格の上昇が止まると、低所得者の中には毎月の住宅ローンを支払えない人間が出てきます。
ローンの支払が滞った為に、毎月の支払金利を受け取ることができなくなった金融機関は証券化されたサブプライムローンの売却を始めます。

同様に、住宅の売れ行きが悪くなると住宅価格も下がり、債務者に貸し付けた借金の回収が困難になります。

これが悪循環となり、金融機関の大きな評価損と住宅の投げ売りが起こり、FRBが公定歩合を引き下げなければならない事態にまで発展したのです。

サブプライム問題は、住宅価格が上昇しない限り、本当の解決にはならないと思いますので、長期的な問題として考えていかなければなりません。

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