フィラデルフィア連銀指数
フィラデルフィア連銀指数は、アメリカにある12の地区連銀の1つであるフィラデルフィア地区連邦銀行が調査した景況感指数です。
対象となる調査地区は、フィラデルフィアがあるペンシルバニア州・ニュージャージー州、デラウエア州の3つ。
新規受注、在庫、出荷、支払価格、雇用者数などの各項目において、1ヵ月前に比べての比較と6ヵ月後の予想をそれぞれ、良い、同じ、悪いの3択にて質問し、その回答結果によって指数を生成します。
フィラデルフィアは、アメリカの他のどの地域よりも先に雇用情勢の変化の兆しが現れると言われており、NY連銀製造業景気指数よりも注目度が高いので覚えておきましょう。
NY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀景況指数、ISM製造業景気指数の3つは非常に強い相関性を持っており、各指標が先行指標になる場合が多いです。
毎月15日NY連銀製造業景況指数で大まかな方向性を予測し、第三木曜日に発表されるフィラデルフィア連銀製造業景況指数で認識を確認し、翌月第一営業日に、ISM製造業景気指数で実際の景況感を確認するという一連の流れが存在します。