パラボリック
パラボリックは、一目均衡表やMACDのようにチャートのトレンドを知るのに便利で、チャート上にローソク足に沿った放物線を描くすこし変わったテクニカル分析です。
開発したのはRSIの考案者であるJWワイルダーという人で、数々のテクニカル指標を開発した人物です。
それもあってか、実はこのパラボリックとRSI、2つのテクニカル分析の愛称はとっても良いです、パラボリックと合わせてRSIも併用し、実際のFX取引でも実践してみて下さい。
チャートの画像はGMOクリック証券のChart Goldを使っています。
(クリックで画像拡大)
パラボリックの使い方
それではパラボリックの使い方を説明しましょう。
実はこのテクニカル分析はとても簡単に使えるので、FX初心者の方でも簡単に使いこなせるようになると思います。
FXチャート図の青丸がパラボリックの買いシグナル、赤丸が売りシグナルになります。
パラボリックの放物線とローソク足がぶつかった位置がシグナルの発生点となるのが基本です。
パラボリックの上昇の放物線(チャート上では赤い放物線)がローソク足とぶつかった所が上昇トレンドの終了位置を意味して売りシグナルになります。
逆にパラボリック下降の放物線がローソク足と当たった所が下落トレンドの終了と判断して買いシグナルになります。
FXチャートのローソク足と放物線の「点」が当たった所がパラボリック的にトレンドの転換点と判断する所となります。
パラボリックの弱点はボックス相場
使い方は簡単ですが、残念ながら弱点があるのも事実で、トレンドを知るのにはとても有効なテクニカル分析となりますが、ボックス圏などのトレンドがあまり出ないような、はっきりしない相場では全くと言ってよいほど役に立たない欠点があります。
そのような短所を補う為に一目均衡表やRSIなどの他の分析手法と併用して使うことをお勧めします。