サイコロジカルライン
少し地味なテクニカル指標ですが、サイコロジカルラインの使い方は非常に簡単です。
これからFXを始めてみようかなと考えている方にもすぐに使うことが出来ます。
サイコロジカルラインは俗にいうモメンタム系指標と呼ばれるもので、相場の行き過ぎを判断するのに優れたテクニカル指標です。
同じモメンタム系の指標を例に挙げると、JEワイルダー氏が開発したRSIが有名です。
そして、モメンタム系指標でないものが、トレンド系の指標と言われているものです。
このトレンド系指標には、一目均衡表やボリンジャーバンドがあります。
特に、サイコロジカルらいんのようなモメンタム系の指標は、トレンドの強い相場に弱いという弱点があるので、一目均衡表などのトレンド系指標と合わせて使うと効果が高いです。
サイコロジカルラインの使い方
サイコロジカルラインは、為替の心理的な売られ過ぎ、買われ過ぎをグラフ化したテクニカル分析です。
為替が5日間(5分足チャートであれば25分間、ローソク足5本分)全く下がることなく上昇し続けたとすれば、明日は下がるのではないかという心理状態になり、逆に5日間連続して続落すれば、そろそろ反発するかもしれないなという心理状態になる人が多いと思います。
サイコロジカルラインは、12日間のうち上昇日と下落日の回数を測ったテクニカル分析で、単純に12日間の上昇、下落の回数を調べることで簡単に割り出すことができます。
チャートの画像はGMOクリック証券のChart Goldを使っています。
(クリックで画像拡大)
サイコロジカルラインが75%で買われ過ぎと判断して売りシグナル、その逆で、サイコロジカルラインが25%で買いシグナル(図の赤丸)になります。
チャート図を見るとわかる通り、サイコロジカルラインの売りシグナルと買いシグナルに従って為替が反転しているのが見て取れますね。
単独での使用には要注意!
サイコロジカルラインは、FX初心者にも理解しやすくて、RSI等の計算式とは違い、単純に割り出すことのできるテクニカル分析である反面、やはりダマシが非常に多いです。
ですので、ボリンジャーバンド、一目均衡表といったトレンド系のテクニカルと併用して使うことをお勧めします。